ドラブロ ーバス運転士の徒然日記ー

バス運転士が日常の気になったコトやモノについて書き綴っています

マツダと三菱自動車が車両価格を値上げします

マツダ三菱自動車が、今年の秋から車両本体価格を約3%値上げすることが分かりました。
資源高や円高で高騰する原材料価格を転嫁する形です。

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マツダ三菱自動車が今秋、新車の価格を3%程度引き上げることが17日、分かった。マツダは小型車とスポーツタイプ多目的車(SUV)を、三菱自SUVを値上げする見通し。高騰する原材料価格を転嫁する。

マツダは小型車「マツダ3」とSUV「CX―30」の車両本体価格を6万6千円引き上げる方向。現行価格はマツダ3が222万円から、CX―30が239万円からとなっている。三菱自プラグインハイブリッド車(PHV)のSUVアウトランダーPHEV」の2モデルを値上げする。一部の装備は見直す方向だが、エンジンなどの大きなモデル改良は伴わない値上げとなる。

記事引用元:共同通信社

ついに国産メーカーが値上げ、他社も追随の動き

この数ヶ月の間、原油価格を中心に食料品や電気料金など、様々なものが値上げされてきましたが、ついに原材料価格の高騰に耐えられなくなって自動車も値上げすることになりました。

値上げが報じられたのはマツダは小型車の「マツダ3」とSUVの「CX-30」の2車種。
三菱自動車プラグインハイブリッド車の「アウトランダーPHEV」の上級モデル2モデルです。

マツダは小型車「マツダ3」とSUV「CX-30」の車両本体価格を66,000円引き上げる方針で、従来価格はマツダ3が222万円から、CX-30は239万円からで、2車種とも最低価格からの値上げ幅は3%弱とみられています。

値上げが報じられた「マツダ3」
値上げが報じられた「CX-30」
値上げが報じられた「マツダ3」と「CX-30」(画像:マツダ株式会社)

一方、三菱自動車プラグインハイブリッド車(PHV)のSUVアウトランダーPHEV」の2モデルについて、最上級モデル(車両本体価格532万円から)は15万円の価格引き上げとなります。
値上げ幅は3%弱となりますが、性能については2021年末に発売した現行車からわずかな変更にとどめるようですね。

値上げが報じられた「アウトランダーPHEV」

値上げが報じられた「アウトランダーPHEV」(画像:三菱自動車株式会社)

両社とも一部の装備は見直す方向ですが、エンジンなどの大きなモデル改良は伴わない異例の値上げとなるようで、資源高や円安に伴い高騰する原材料価格を転嫁するそうです。

また、朝日新聞の記事でもホンダやスバルといった国内自動車メーカーが値上げを検討しているという内容が報じられています。

www.asahi.com

厳しい状況の中でもマツダは新型車の予約販売を開始

国内自動車メーカーを取り巻く厳しい状況が続く中、マツダは以前紹介した新型SUV「CX-60」の予約販売を開始しました。

dra-blo.hatenablog.com

newsroom.mazda.com

マツダ株式会社(以下、マツダ)は、新型クロスオーバーSUVMAZDA CX-60(マツダ シーエックス シックスティー)」の予約受注を全国のマツダ売店を通じて6月24日より開始いたします。販売開始は2022年9月*1を予定しています。

新世代ラージ商品群第一弾であるCX-60は、現代のクルマに求められる高い安全性能と環境性能を兼ね備えながら、どんな道でも心昂ることができる走行性能に、マツダデザインとクラフツマンシップの上質さをまとわせた、これからのマツダを牽引するSUVです。

現在マツダ車をお乗りのお客さまへの魅力的な選択肢をご提供するとともに、より「上質さ」を求められるお客さまの選択肢にもなるよう、4種類のパワートレインと4種類のデザイン表現を組み合わせた、幅広いグレード展開としています。

記事引用元:マツダ株式会社

今回の新型SUV「CX-60」は、マツダが反転攻勢に出るためのトップバッター的存在です。

予約販売を開始したマツダの新型SUV「CX-60」

予約販売を開始したマツダの新型SUV「CX-60」(画像:マツダ株式会社)

車両本体価格は

ガソリンエンジン車が299万2,000円~407万円
ディーゼルエンジン車が323万9,500円~443万3,000円
ディーゼルハイブリッド車が505万4,500円~547万2,500円
プラグインハイブリッド車が539万円~626万4,500円

となっています。
幅広いエンジンラインナップと価格帯で、広いユーザー層にアプローチしていますね。

こちらの「CX-60」は、しっかりと利益を確保するモデルとされている「ラージ商品群」に分類されていますので、今回の値上げ報道の対象には入っていません。
もしかすると、当初の販売予定価格より引き上げられている可能性はありますが…

値上げについては僕たち消費者からすると厳しいものがありますが、自動車メーカーにしっかりと利益を出してもらわなければ、次の魅力的なクルマを作ってもらえなくなってしまうので致し方ないのかなと思います。
海外の自動車メーカーではもっと値上げ幅が大きいところもあるようなので、まだ数%で済んでいるうちはマシなのかもしれません。