兵庫県知事の公用車がセンチュリーからアルファードに変更されました
2019年に兵庫県の井戸 敏三前知事が、レクサスからセンチュリーに変更した兵庫県知事の公用車が6月3日(金)からアルファードに変更されました。
リース代が高すぎると批判を受けていた兵庫県知事の公用車が、6月3日から「アルファード」に変わりました。
3日午前10時すぎ、納車されたばかりのアルファードに乗って、兵庫県の斎藤元彦知事が登庁しました。
(兵庫県 斎藤元彦知事)
「乗りごこちもいいですし、そういった意味でもいい車だなと思っています」
兵庫県知事の公用車といえば、3年前に、井戸敏三前知事がレクサスからセンチュリーに変更したところ、このご時世に月額約25万円のリース代は「高すぎる」と議会などから批判の声があがりました。しかし、井戸前知事は…。
(兵庫県 井戸敏三知事(当時) 2020年)
「兵庫みたいに山あり平野ありで、しかも広大な県土を抱えているところで、走って行ってもめったなことでは壊れないような車でないと困る。見直す?なぜ見直さないといけないのかよくわかりません」
その後の知事選挙で、斎藤知事は「センチュリーの廃止」を公約の1つに掲げて当選し、就任後に解約していました。
新しく公用車になったアルファードのリース代は月額約8万円と、センチュリーの3分の1以下。公用車を変えることで、センチュリーをリース期限まで使い続けた場合と比べて、約830万円の経費削減になるといいます。
(兵庫県 斎藤元彦知事)
「(センチュリーに比べて)経費が節減できたということで、県民のみなさんにもご理解いただけるんじゃないかなと思っています。移動知事室、走る知事室をしっかりこの車を使いながらやっていきたい」
契約期間は6月から7年間で、県議会議長の公用車もセンチュリーからアルファードに変更されたということです。
記事引用元:MBS NEWS
高額すぎると批判を浴びたセンチュリー
2019年、当時の井戸 敏三知事が変更した兵庫県知事の公用車であるセンチュリーについては、月額約25万円のリース料が高額すぎると批判を浴びていました。
センチュリーといえば、皇族の方々も使っておられる日本の高級車の最高峰である車。
現職の斎藤 元彦知事もセンチュリーの廃止を公約の一つに掲げ、2021年の兵庫県知事選挙で当選したという経緯がありました。
当時の井戸知事は「めったなことで壊れないような車では困る」と導入の理由を語り、その発言も各方面から批判を浴びることになりました。
実際、最近の日本車は10万kmは当たり前に走りますし、僕が前に乗っていたマツダ・プレマシーも18万kmをトラブル無しで走ってくれました。
センチュリーに変更する前のレクサスであっても、トヨタの技術が詰まった高級車ですから、めったなことでは壊れない車だったと思いますが、やはり見栄というものが出てしまったのでしょうか。
新しい公用車はアルファード
今回、斎藤知事が新たに導入したのはトヨタのアルファード。
こちらは、知事就任当初から「使い勝手のいいワンボックスタイプの車に変更したい」と言っておられた通りの結果になりました。
実際、最近の国会議員の方々もセダンなどの着座位置の低い車よりも、アルファードなどの少し着座位置の高い車を利用していることが多いようです。
トヨタが数年前に新しく発売したグランエースも、そのようなVIPの移動を目的に開発された車でしょう。
車内には大型のモニターも設置されていて、テレビ会議などの映像が映し出せたりするのでしょうか?
斎藤知事の言う「走る知事室」というものが実現できるような仕様になっていそうですね。
肝心のリース料は月額8万円となり、以前のセンチュリーの3分の1以下となりました。
センチュリーを使い続けた場合と比べて約830万円の経費節減になるということですから、コロナ禍によって行われた財政支援の財源を捻出するための一つの手段となりそうです。