子どもの夢や習い事についての調査結果が発表されました
株式会社スタジオアリスは、未就学児を育てる男女500人を対象に「子どもの習い事と将来に関する調査」を実施しました。
この調査では子どもの将来について、就いてほしい職業や夢の応援の仕方、抱えている不安や未来を見据えて取り組んでいることなどを調査したものです。
子どもの「夢」を応援する?
子どもの将来について、令和に子育てをする親はどのように考えているのでしょうか?将来、子どもに就いてほしい職業について調査しました。
こちらの内容については以前、「子どもに就いてほしくない職業ランキング」についての調査結果を記事にしていますので、そちらと比較してみると面白いかもしれません。
男の子と女の子でそれぞれTOP10をランキングにした結果、どちらも1位は「会社員」、2位は「一般公務員」となりました。
会社員を選んだ理由は「一番現実的だから」「無難だから」、一般公務員を選んだ理由には、「収入や地位が安定しているから」という意見が多く、安定志向がうかがえました。
男の子の3位、女の子の4位には「医師」がランクイン。
「人の役に立つ仕事だから」「高収入だから」という理由が挙げられました。
男の子ではランク外となった女の子の3位「看護師」は、「女性でも長く活躍出来るから」「手に職をつけてほしいから」という点で支持されました。
親が子どもに就いてほしい職業は上記の通りとなりましたが、子ども自身が選ぶ職業は、親の理想通りにいくとは限りませんよね。
もし子どもが険しい道のりが待ち構えていそうな将来を希望した際に、どのように対応するかを聞くと、約4割の親御さんが「全面的に応援する(40.4%)」と回答しました。
そのほかにも、『応援はするが、親のアドバイスも聞いてほしい』『考え直すように諭すが、強制はしない』『子どもの自由なので口を出さない』など、我が子の自主性を尊重する声が多く、『心配なので引き留める』という意見はほとんど見られませんでした。
しかし、子どもの夢を応援したい気持ちと、危険な方向に進まないかという心配な気持ちが混在した複雑な親心がうかがえました。
習い事を始めるのは何歳から?
子どもの成長のために様々な経験をさせたい、特技を伸ばしたいと考える親は多くいますが、そのための手段の一つとして「習い事」があります。
未就学児の子どもに習い事を始めさせているかについて調査すると、3割以上が「始めさせている(33.2%)」と回答。
習い事を始めさせた年齢は「3歳(27.7%)」が最多となりました。
次に多かったのは、意外にも「1 歳(21.1%)」、「0 歳(15.0%)」で、3人に1人は1歳までに習い事を始めさせていることが判明しました。
具体的にはどのような習い事が人気なのでしょうか?
習い事をさせる予定がない人を除き、子どもにどのような習い事をさせているか、またはさせたいかを、子どもの男女別にランキングにしてみたところ、1位はどちらも半数以上の票を集めた「水泳」でした。
また、男女で順位は異なるものの、「英会話・英語教室」、「ピアノ」、「学習塾・幼児教室」「体操」が上位にランクインしました。
6位以下は、男の子は「サッカー」や「武道」、女の子は「ダンス」がランクインしました。
子どもの挑戦する姿、思い出に残したい親が9割越え!
子どもの今後を見据えて、未就学児の段階から習い事に通わせている親御さんが一定数いらっしゃることがうかがえました。
習い事などを通して、子どもが様々なことに挑戦・体験する姿は、子どもの成長を実感できる貴重な機会ともいえます。
そこで、習い事に通わせている、または通わせる予定がある親に、子どもが様々なことに挑戦・体験し成長する姿を思い出に残したいか質問したところ、「そう思う(63.2%)」、「どちらかといえばそう思う(31.8%)」をあわせて95.0%が思い出に残したいと答えました。
幼い背中ながら、新たなことを吸収しすくすくと育っていく姿は、親にとってかけがえのないものであるといえそうです。
子どもの写真を見返したときにどのように感じるかを聞いたところ、「子どもの成長を実感する(88.3%)」と約9割が回答。
「幸せを実感する(47.6%)」や「子育てや仕事の励みになる(35.2%)」という意見も見られ、子どもの写真が親の幸福感や活力に繋がっていることが分かりました。
部屋の片付けをしている時に、懐かしいアルバムに見入ってしまって時間があっという間に過ぎていた、という経験は多くの方にありますよね。
写真にはそういった幸せを実感したり、当時の記憶を呼び覚ましたりする効果があります。
撮影した写真はしまい込まず、部屋に飾ったり、時にはアルバムを見返したりと、子どもの写真を見る機会を生活の一部に取り入れてみても良いかもしれませんね。