不発弾処理でJR京都線が一時運行停止となります
大阪府吹田市は6日、南吹田3丁目の工事現場で4月下旬に見つかった不発弾について、7月24日(日)の正午から撤去作業に着手すると発表しました。
現場の半径約300メートルを警戒区域とする予定ですが、JR京都線やおおさか東線などが区域内を通るため、後藤圭二市長は「作業中、JRの電車は止まることになる」と述べたということです。
大阪府吹田市は6日、同市南吹田3丁目の工事現場で4月下旬に見つかった不発弾について、7月24日正午から撤去作業に着手すると発表した。現場の半径約300メートルを警戒区域とするが、JR京都線やおおさか東線などが区域内を通る。後藤圭二市長は「作業中、JRの電車は止まることになる」と述べた。
不発弾はJR南吹田駅の南西約350メートルにあるマンションの新築工事現場で4月27日、工事関係者が掘削作業中に見つけた。陸上自衛隊が太平洋戦争中に投下されたとみられる米国製の1トン爆弾と確認。長さ180センチ、直径60センチで、信管が残っていたため、陸自が保護キャップをかぶせるなどの安全措置を講じた。
市によると、撤去作業は7月24日の正午から夕方までを予定。午前10時から半径約300メートル以内に住む約950世帯約2千人に避難を求める。
JR西日本近畿統括本部の広報担当者は「運転を見合わせる詳しい時間帯や区間は検討中で、決まり次第発表する」と話している。
記事引用元:朝日新聞
マンションの工事現場で見つかった不発弾
不発弾が見つかったのは2022年4月27日(水)の午後でした。
吹田市南吹田3丁目のマンション新築工事現場において、工事関係者が掘削作業中に不発弾らしき物体を地中で確認し、吹田警察に通報しました。
自衛隊による検証の結果、アメリカ製2,000ポンド普通爆弾(1トン爆弾)1発(長さ1.8m、直径0.6m)で、弾頭及び弾底に信管が残っている状態だったということです。
その後、陸上自衛隊が爆弾全体を耐火シートで保護し、信管に保護キャップをかぶせる処置等を行っています。
吹田市では「直ちに爆発するなどの危険性はありませんが、現場内へは立ち入らないようお願いします」と呼びかけています。
不発弾処理は7月24日(日)の正午に開始
2022年6月6日(月)に吹田市は「不発弾処理対策本部」の第1回対策本部会議を開催し、2022年7月24日(日)の正午から不発弾処理を行い、夕方頃に信管除去等安全措置完了まで警戒区域内への立ち入りを制限するとともに、必要な道路交通規制を実施することを決定しました。
また、警戒区域内に居住している市民に対しては、吹田市役所または吹田市立吹田第六小学校へ一時避難してもらうとのことです。
JR京都線やおおさか東線も一時運転見合わせへ
吹田市によると、JR西日本などの公共交通機関の運休や経路の変更については、現在も調整中とのことです。
しかし、線路脇のすぐ近くで不発弾が発見されたということで、一時的な運転見合わせは避けられないでしょう。
JR西日本の広報担当者も「運転を見合わせる詳しい時間帯や区間は検討中で、決まり次第発表する」と言っているので、詳しい内容については後日発表されると思います。
それにしても、このような線路脇のすぐ近くに不発弾が埋まっていたとは驚きました。
列車の運行本数も多い区間なので、振動などで爆発する危険もあったのではないかと思いますが、その前に見つかって安全措置が取られたのは良かったですね。
あとは、当日無事に処理が終わるのを祈るだけですが、付近の住民の方々は気が気でないと思うので、一刻も早く処理が終わってくれればいいなと思います。