ドラブロ ーバス運転士の徒然日記ー

バス運転士が日常の気になったコトやモノについて書き綴っています

うめきた新駅に設置される世界初のホームドアが公開されました!

大阪駅北側の「うめきた」エリアの新駅に導入されるホームドアが、6月27日(月)に報道陣に公開されました。
最新の技術を使って列車の扉の位置に合わせてホームドアが動く仕組みで、JR西日本は高さが天井まである「フルスクリーン」と呼ばれるタイプの導入は世界初だとしています。

www3.nhk.or.jp

大阪駅北側の「うめきた」エリアの新駅に導入されるホームドアが、27日、報道陣に公開されました。最新の技術を使って、列車の扉の位置に合わせてホームドアが動く仕組みで、JR西日本は、高さが天井まである「フルスクリーン」と呼ばれるタイプの導入は世界初だとしています。

大阪駅北側の「うめきた」エリアには、来年春に新しい駅が開業します。

新しい駅には、特急や在来線などさまざまな列車が乗り入れることになっています。

扉の数が列車の種類によって異なるため、従来の「固定式」のホームドアでは対応できないことが課題となっていました。
そこで新たに開発されたのが、高さが天井まである「フルスクリーン」で作られた「可動式」の新しいホームドアです。

列車の扉の位置に合わせてホームドアが自在に動く仕組みです。

会社ではフルスクリーンの可動式のホームドアは世界初だとしていて、来年春の開業時に試験的に導入するということです。
27日はこのほかにも、デジタル案内板に利用者ごとに登録した場所への行き方を表示する技術などが公開されました。

JR西日本イノベーション本部の小森一担当課長は「『うめきた』の新駅は未来に向けた実験場だと捉えている。フルスクリーンホームドアはいろいろな車両に対応できる最新の技術で、『うめきた』で培った技術を、安全面やほかのサービスにも展開していきたい」と話していました。

記事引用元:NHK WEB

2023年春の開業を目指して工事中

大阪駅北地区のうめきたエリアでは、周辺地域との一体的な街づくりが進められています。
その西側を縦断している東海道線支線の梅田信号場(旧梅田貨物駅)では、街づくりと一体となって約1.7キロメートルの地下化工事が実施されています。
地下化により、踏切が無くなり交差道路の安全性向上が図られるということです。

あわせて、大阪駅に近接して新駅(仮称:うめきた(大阪)地下駅)の設置工事が進められています。
うめきた(大阪)地下駅は、関西国際空港へのアクセスおよび広域ネットワークの強化に大きく貢献することが期待されており、大阪駅周辺エリアの国際競争力強化の起点となる駅となります。

関西国際空港から直通でアクセスできる駅となるため、海外からの観光客が数多く利用する駅となる予定です。
巨大ターミナル駅である大阪駅と隣接して位置することにより、この魅力的なエリアにより魅力的な人が集いやすくなることを目指しています。
地上の「みどり」を予感させ、うめきた2期で目指す「イノベーション」の起点となるべく、駅デザインと技術の融合を目指して設計・建設が進められています。

うめきた新駅開業後の鉄道ネットワーク

うめきた新駅開業後の鉄道ネットワーク(画像:JR西日本

また、線路の地下化・新駅設置を行うことで、鉄道ネットワークの更なる強化や、うめきた2期区域の完成とあわせて大阪駅周辺がより魅力的なまちとなることを目指しています。
2023年春の地下化と新駅開業をめざし、現在工事が進められています。

世界初のホームドア!

うめきた(大阪)地下駅のホームには世界初の「安全対策」として、最近ではすっかり定番となった「ホームドア」が設置されます。
ただし、うめきた(大阪)地下駅では世界初の方式を採用したホームドアが設置される予定となっています。

来年の春の時点でも「くろしお」・「はるか」・「おおさか東線」が発着し、今後はなにわ筋線が開業予定とさらに多車種の発着が見込まれるうめきた(大阪)地下駅のホーム。
ホームドアはその構造から、ドア位置やドアの数を統一するのが好ましいとされていますが、上記のような状況からうめきた(大阪)地下駅の状況はそうはいきません。

そこで開発されたのが、世界初となる自在に開閉位置が変えられる全てが扉となっている「フルスクリーンホームドア」です。
固定された柱が存在せず、全部の扉がフレキシブルに可動できるのであらゆる車両に対応できる構造になっています。

報道陣向けに公開された、世界初「全部が扉」のホームドア
報道陣向けに公開された、世界初「全部が扉」のホームドア
報道陣向けに公開された、世界初「全部が扉」のホームドア(画像:NHK

今回、報道陣向けに公開されたのは、そのホームドアが実際に動いている様子でしたね。
今後、工事が進むにつれてうめきた(大阪)地下駅のホームに設置されるものと思われますが、実際に駅のホームドアとして稼働しているのを見れるのは楽しみです。
その時には外国人観光客も客足も少し戻って、活気ある大阪駅になっていてほしいですね。