ドラブロ ーバス運転士の徒然日記ー

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夏のボーナスの世代別の使い道が興味深いです

株式会社ネストエッグが運営する自動貯金アプリ「finbeeフィンビー」は、自社アプリユーザー向けに「夏のボーナスに関する調査」を実施し、夏ボーナスの使い道、貯金にあてる比率の経年変化、世代別比較を調査し、その結果を発表しました。
調査対象は18歳以上の全国の「finbee」ユーザーで、そのうち2,495名から回答を得ました。

finbee.jp

夏のボーナスが支給されると回答した人は53.8%、使用目的は「貯蓄・貯金」が最多

5月20日~23日時点で、夏のボーナスが支給されると回答した人は53.8%で、支給予定者の想定金額は20~40万円未満と回答した人が32.6%で最多となりました。

夏ボーナス支給予定状況及び想定金額

夏ボーナス支給予定状況及び想定金額(画像:finbee)

昨年と同様に夏のボーナス使用目的第1位は「貯金」となりました。
しかし、昨年の74.0%から71.6%(-2.4pt)とやや減少傾向にあり、第2位の「生活費の補填」も昨年の31.3%から26.2%(-5.1pt)と減少しました。

消費を伴う使用目的では「旅行」が昨年11.3%から19.3%(+8pt)と約2倍の増加となりました。
加えて「外食」や「クルマ」も増加していて、外出関連目的が増加しました。

夏ボーナス使用目的

夏ボーナス使用目的(画像:finbee)

一方で、「ファッション」「家電」「食品」「ガジェット」については昨年よりも減少しました。
「家電」「食品」「ガジェット」については、コロナ禍でのイエナカ消費需要が一巡したことが原因と考えられています。

夏のボーナスで予定している旅行の行き先は国内が99.6%と圧倒的に多く、海外に行く予定と答えた人は2.3%にとどまりました。
国内旅行では2泊3日で北海道、沖縄旅行、次いで1泊2日で東京ディズニーリゾートユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパーク、温泉旅行の予定が多い結果となっています。

コロナ前であれば海外旅行にも安く行けましたが、今は記録的な円安の影響で気軽に行けなくなってしまいましたね…
他にも、コロナによって入国審査に必要な書類が増えていたり、日本に帰国した際の隔離措置なども海外旅行が敬遠されている理由かもしれません。

貯金にあてる予定金額と貯金にあてる比率の変化

貯金にあてる予定平均金額を聞いたところ、218,247円で昨年の276,778円から58,531円減少しました。
貯金にあてる比率の変化では、減らす予定と回答した人が昨年比でやや増加の傾向がみられました。

夏ボーナスのうち貯金にあてる予定金額と貯金にあてる比率の変化
貯金比率を減らす理由、増やす理由
夏ボーナスのうち貯金にあてる予定金額と貯金にあてる比率の変化(画像:finbee)

貯金比率を増やすと回答した人の理由TOP3は「生活防衛のため」「老後資金のため」「家族のため(教育費など)」で、一方の貯金比率を減らす理由のTOP3は「生活費の補填のため」「ローン返済のため」「買い物のため(自分のほしいもの)」となりました。

昨年よりも外出などの機会が増えたことにより、貯金に回す人の数が少ないことが分かりました。
他にも、長引くコロナ禍で会社が疲弊し、ボーナスが減らされたというところもあるのかもしれません。
今を楽しむために使うも、将来を見越して貯金するも特に正解はありませんので、自分の納得いくような使い道ができればいいですね。

夏ボーナス使用目的の世代別の違い

夏のボーナスの世代別の使用目的の違いについての調査結果では、Z世代(18〜26歳)が全体平均より「貯金」「ファッション」「旅行」「推し活」「外食」が高く、貯金をしながらも「今」を楽しむための消費意向が高い様子がうかがえます。

夏ボーナス使用目的の世代別比較

夏ボーナス使用目的の世代別比較(画像:finbee)

また、ミレニアル世代(27〜41歳)では「投資」が平均より高く、将来への備えの意識が高い傾向がありました。
一方で氷河期世代(42〜52歳)、バブル世代以上(53歳以上)では「貯金」目的が平均より下がり、生活費の補填、ローン・借り入れの返済が平均よりも高いという結果となりました。

ちょうど、僕もミレニアル世代に入りますが、余ったお金は少しでも投資に回すというスタンスなので、このアンケート調査に回答された同世代の方々と同じような形ですね。
40代以上の世代の方々は、家のローンなどを繰上げ返済するなどして、老後への備えにしようとしておられるのでしょうか。
年金生活になってからのローン返済はとても大変だと聞きますし、少しでも早くローン返済から解放されるようにと行動されているのかもしれませんね。