ドラブロ ーバス運転士の徒然日記ー

バス運転士が日常の気になったコトやモノについて書き綴っています

伊丹市交通局が新サービス「いたみバスナビ」をスタートしました

4月に入って、新年度がスタートしました。
新たに進学・就職された皆さん、おめでとうございます。

新しい年度が始まるのに伴い、新天地での生活をスタートされる方々もいらっしゃるでしょう。
通勤や通学でバスを使われるようになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

僕が住んでいる兵庫県伊丹市では、伊丹市交通局が運営する市営バスが走っています。
その伊丹市営バスにおいて、3月28日から「いたみバスナビ」というサービスがスタートしました。

スマートフォンで表示したいたみバスナビ画面

スマホ版「いたみバスナビ」の画面

これは、乗るバス停から降りるバス停までの路線と発着時刻、バス停を案内する乗換案内機能を中心に、車両に搭載されているGPSの情報を使って、目的のバスが現在どの辺りを走行しているかも見ることができるサービスです。
普段、バスにあまり乗らなかったり、新しく引っ越してきてこれからバスを利用するようになる方にとっては嬉しい機能ですよね。

また、車両の出入り口に設置されたセンサーを利用して、バス車内の混雑状況まで表示してくれます。
この車内混雑状況まで表示できるサービスを提供するのは、伊丹市交通局兵庫県内で初めてとのことです。
神姫バスや阪急バス、阪神バスなどでは、乗換案内だけだったり、バスの現在位置を知るところまでの対応のようですね。

試しに、今朝の通勤で乗ったバスで試してみたところ、大きな誤差もなく情報が表示されていました。
ちなみに、この車内混雑状況の「やや混雑しています」という時には、僕を含めて25名ほどのお客さんが乗っておられました。
車内の座席が全て埋まって、4〜5人の立ち客がいるような状況ですね。

いたみバスナビ乗換案内の様子

「いたみバスナビ」で表示したバスの接近情報画面。
車内混雑状況が表示されるバス事業者は兵庫県で初めてとのことです。

コロナ禍が続いているので、密を避けるために混雑したバスには乗りたくないという方向けの情報のようですが、上手く活用すれば混雑する路線を避けて座って乗っていけるルートを見つけるのに役立つかもしれません。
5月からの本格運用開始に向けて今は試験運用中のようですが、色々と便利なサービスが提供されるのは利用者としても嬉しいですね。