関西国際空港 第1ターミナルビルリノベーション工事が進められています
関西国際空港を運営する関西エアポート株式会社が、現在リノベーション工事中の関西国際空港第1ターミナルビルの、新国内線エリアに出店する新規出店店舗が決定したと発表しました。
保安検査の前後で飲食10店舗、物販3店舗が出店
関西国際空港がリノベーションを進めている新たな国内線エリアは、2022年秋にオープンを予定していて、国内線保安検査場をターミナル南側1ヶ所に集約し、最新の保安検査機器「スマートレーン」を6台導入することで、混雑時の待ち時間の短縮を図るとのことです。
また、保安検査後の商業エリアを大幅に拡充し、関西色豊かな計6店舗(飲食4店舗、物販2店舗)を出店することで、搭乗までの待ち時間に買い物や食事を楽しめる、より魅力的な空間を整備しています。
保安検査前の一般エリアについても、計7店舗(飲食6店舗、物販1店舗)を出店すると同時に、国内線エリアの移転に伴いレイアウトを見直し、搭乗客だけでなく、見送り・迎えに来た人や、深夜に滞留する利用客など、様々なニーズに対応する店舗を展開する予定です。
2025年の大阪・関西万博に向けて改修工事は続く
新型コロナウイルス感染拡大以前の関西国際空港では、国際線利用客が1994年の開港当初に想定した数を上回った一方で、国内線利用客は想定を下回るなど利用実績と空港設備に差が生じていました。
そこで、関西エアポートは国際線のスペースを25%、国際線航空機の駐機場も5ヶ所増やす改修工事を2021年5月に開始しました。
並行して国内線エリアの改修も実施していて、2022年3月末時点で約36%の工事が完了したとのことです。
最終的には、第2ターミナルと合わせて4,000万人のキャパシティを創出する計画で、これは2018年度の旅客数2,600万人の1.5倍にあたります。
関西国際空港に近いエリアでは、2025年には大阪の夢洲で大阪・関西万博が開催予定ですし、2026年には延期されているワールドマスターズゲームス関西の開催、2029年には夢洲でIRリゾートのオープンが計画されています。
2025年の大阪・関西万博時には完全ではないものの、主要機能は完成しているとのことなので、海外からの多くの利用客を迎え入れるための準備はできるというわけですね。
国際線のターミナルでは、スマートレーンを現在の16台から22台に増設することで保安検査場を増床し、3階部分には新たに出入国審査場や新国際線ラウンジを配置します。
また、2階中央部分の現在国内線エリアとして使用されているエリアを国際線エリアに配置換えし、国際線出発エリアの面積を60%拡大。
出国審査後にウォークスルー型の商業施設(総合免税店)を展開すると同時に、4つの異なるMoodで商業エリアをゾーニングし、様々な過ごし方にあふれたエリアを演出することにより、利用客の気分に合わせて新たな空港での体験を創造することを目指しています。
このように、関西国際空港の第1ターミナルビルは順調にリノベーション工事が進められているようですね。
僕は関西国際空港には高校生の頃に一度行ったきりで、普段は大阪国際空港(伊丹空港)ばかり使うので、この工事が完了すれば一度見に行ってみても面白いかなと思います。