宮崎カーフェリーの新造船「たかちほ」が就航しました!
2022年4月15日(金)に、神戸ー宮崎間を結ぶ宮崎カーフェリーの新造船「たかちほ」が就航しました。
宮崎カーフェリー(宮崎市)が神戸-宮崎航路で新たに就航させた「フェリーたかちほ」が16日午前、初めて神戸港に入港した。同航路の新船導入は25年ぶり。停泊した新港第3突堤の神戸三宮フェリーターミナル(神戸市中央区)では入港式典が開かれた。
「たかちほ」は老朽化した「みやざきエキスプレス」(1996年就航)の後継。総トン数約1万4200トン、全長194メートルと先代より一回り大型化した。需要が高まるプライベート空間を重視し、個室を従来の29室から216室へと大幅に増やした。
新船は15日夜に宮崎港を出発し、335人の乗客とともに十数時間かけて海を渡った。神戸港に姿を現すと、ゆっくりと接岸。通路を通ってターミナルに入った乗客は、神戸が誇るサンバチームのにぎやなリズムに迎えられた。
式典では、宮崎カーフェリーの郡司行敏社長が「港町神戸と南国宮崎の歴史に新たなページを刻むことができてうれしい」とあいさつ。大分市から旅行で訪れた自営業の男性(38)は「以前のフェリーより広くて、内装もきれいでグレードアップした感じ。(移動時間を)全く長いと感じなかった」と話した。
10月には同社の現行船「こうべエキスプレス」の後継として、「フェリーろっこう」も就航を予定している。
記事引用元:神戸新聞NEXT
25年ぶりの新造船導入!
関西と九州を結ぶフェリー路線はいくつかありますが、その中でも「フェリーさんふらわあ」や「阪九フェリー」では2000・2010年代に新造船を導入していて、宮崎カーフェリーの船舶はちょっと古さを感じずにはいられませんでした。
そんな中で、ついに宮崎カーフェリーも新造船「たかちほ」を導入したということで、関西と九州を結ぶフェリーが大きな動きを見せています。
宮崎カーフェリーでも今回の新造船デビューにはかなり力を入れてPRしているようで、特設サイトの開設やオリジナルソングの制作、さらにはそのミュージックビデオまで公開するという気合いの入りようです。
以前の宮崎カーフェリーでは個室が少なく、俗に言う雑魚寝スペースの割合が多かったのですが、今回の新造船ではシングルルームも含めた個室が一気に増えました。
特に、空間除菌消臭装置が付いたプレミアムルームやファーストルーム、車椅子の利用客も使えるバリアフリールームが新設されたのは、今の時代の流れに合わせてという感じがしますね。
今後も新造船のデビューが続きます
ニュース記事にも書いてあるように、今年10月には宮崎カーフェリーのもう1隻が新造船「フェリーろっこう」に置き換わる予定です。
また、大阪ー別府間を航行するフェリーさんふらわあでも、新造船「さんふらわあくれない」「さんふらわあむらさき」が2023年春に就航予定となっています。
次々と新造船に置き換わって快適性が増したフェリーの旅、コロナ禍が落ち着けばのんびりと楽しみたいですね。