ドラブロ ーバス運転士の徒然日記ー

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最近流行っているクルマの「オーロラフィルム」は合法?

最近、街中で見かけるのがフロントガラスに色がついたフィルムを貼っているクルマです。
黄色だったり、虹色だったりと今までにないものが多いですが、あれが違法か合法かを考察した記事を見つけました。

www.webcartop.jp

最近街なかで見かけるのが、フロントガラスになにやら色がついたフィルムを貼っているクルマ。黄色だったり、虹色だったりと今までにない感じだ。ちなみにスモークのように黒さでなかが見えないのではなく、反射していて車内の様子はほぼわからない。透過率をクリアした透明なフィルムであれば貼れるが、そもそもフロントガラスに色が付いたものを貼るのは禁止。ちなみに法律的には可視光線透過率が70%以上ないと違反とされている。

虹色や黄色などのフィルムはオーロラフィルムやゴーストフィルムと呼ばれていて、光の加減で虹色に見えたりするなど変化に富む見た目が特徴。流行の兆しも見えるほどだ。実際に専門店では最近のオススメアイテムとして推しているところが多い。ただし気になるのは視認性や合法性。先に紹介したように虹色などに反射しているため、車内の状態は伺いしれない。

そうなると違法品なのではないかと思うが、透過率が70%あるので合法だ。内部が見えないほどなのに合法なのは、測定にポイントがある。離れて見ると虹色に見えるオーロラフィルムも外光を遮断して、密着してみると視界はクリアになる。透過率の測定は測定機器をガラスに密着させて測るが、そうなると透過率はクリアできてしまうのだ。たとえばマジックミラーは離れて見ると鏡のように見えるが、顔を近づけて見ると向こう側が見えるのと同じ理屈だ。

けっこうグレーなアイテムなのだが、現状では合法。また車内から外を見るとなにも貼っていないのとほぼ同じぐらいだったりするので、安全性も確保できているということになっている。ただ、外から見て中が見えないと、譲り合いなどでのアイコンタクトができないので、いずれに規制が入る可能性もあるだろう。

記事引用元:WEB CARTOP

最近の流行アイテム?

確かに、最近は乗務中にフロントガラスが虹色だったり、黄色い車をよく見かけるようになりました。
個人的には「あれって違法なんだから、車検の時にわざわざ外すの面倒くさいし、警察に止められたら違反切符切られるのに…」とか思っていました。
しかし、この記事を見ると透過率の関係で、現状では違法ではないということになっているようですね。

オーロラフィルムの例

オーロラフィルムの例(画像:WEB CARTOP)

ただ、ああいったガラスフィルムは防犯的にはいいのかもしれません。
昼間に外から見ても中の様子が分かりにくいですし、仮にフロントガラスを割られたとしてもフィルムのおかげでガラスが飛び散りにくいといったメリットもあります。
赤外線断熱機能が付いていれば、これからの時期に車内の温度が少し低くなるというメリットもありますからね。

ただ、記事にもあるように昼間は運転手同士のコンタクトが取りづらい(道を譲ったりする際のジェスチャーが見えない)という問題が出てくると思うので、個人的には止めてほしいアイテムかなと思います。
規制が入れば、また貼り替えたりする作業が必要になってくるので、フロントガラスに断熱フィルムなどを貼る場合は透明のものを選びたいですね。