初夏の京都を散策してきました
先月、お花見で京都を訪れたばかりですが、今日は初夏の京都を散策してきました。
朝は北野天満宮で青もみじを鑑賞
まず初めに訪れたのは、学問の神様である菅原道真を祭神とする北野天満宮です。
北野天満宮では、本殿の横にもみじ苑という庭園があって、秋の紅葉シーズンには多くの観光客で賑わう京都屈指の紅葉の名所となっています。
こちらのもみじ苑ですが、5月~6月の新緑の季節にも入苑することが可能となっていて、新緑の鮮やかなもみじを「青もみじ」としてPRしています。
今年は暖かい日が続いて、新芽が早く出てきたのか4月9日(土)から公開になっていたようです。
京都では、ゴールデンウィーク明けの5月中旬から6月いっぱいは観光客が落ち着く閑散期となっていて、比較的のんびり散策できる機会が多くなります。
ただ、この閑散期を狙って修学旅行生も大勢来るので、結局人出はあまり変わらなかったりするのですが…
この「青もみじ」のPRも、閑散期に観光客を呼び込もうという狙いで始まったものかなと思います。
京都ではこの時期、紅葉の名所の至る所で「青もみじ」のポスターを見かけますしね。
肝心の青もみじですが、今日は天気が良かったので鮮やかな緑色が映えてとても綺麗でした。
特に、苑内の紙屋川にかかる鶯橋と青もみじのコントラストは、今の時期ならではの光景ですね。
2022年の北野天満宮もみじ苑の青もみじ特別公開の概要は下記の通りです。
【開苑期間】 2022年4月9日(土)~6月26日(日)
【開苑時間】 9:00~16:00
【入苑料】 大人500円、小学生・修学旅行生250円
青もみじ鑑賞の後はジブリの展覧会へ
北野天満宮で青もみじを鑑賞した後は、京都文化博物館で開催中の「鈴木敏夫とジブリ展」に行ってきました。
北野天満宮から京都文化博物館の最寄り駅である烏丸御池には、市バス51系統に乗れば直行できます。
1時間に1本というレアな系統なので、地元民以外にはあまり知られていないルートかもしれませんね。
今回の「鈴木敏夫とジブリ展」は、世界を代表する数々のアニメーション映画を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサーの鈴木敏夫さんが「読んできた本」と「その時代背景」に注目した内容となっています。
約8,800冊の膨大な書籍を、「れんが屋」と呼ばれる鈴木敏夫さんの隠れ家のイメージで展示した巨大本棚は今回の展覧会の見どころの一つ。
鈴木敏夫さんが幼少期、青年期とどのようなマンガ、書籍、映画に影響を受け、自身の思考術を確立させていったのか?
また、高畑勲、宮﨑駿両監督と出会い、スタジオジブリ作品の製作にどうつなげていったのか?
鈴木敏夫さんの頭の中をちょっと「のぞき見」することで、ジブリ誕生の秘密に迫ろうというものです。
また、スタジオジブリ作品の名場面を背景に鈴木敏夫さん直筆の書を吊り文字で展示したものや、それぞれ高さが約3mにもおよぶ超巨大な湯婆婆と銭婆の"開運・恋愛"おみくじ、平日限定のトトロのフォトスポットなど、遊び心も満載な展覧会となっていました。
【開催期間】 2022年4月23日(土)~6月19日(日)※月曜休館
【開催場所】 京都文化博物館
【開館時間】 10:00~18:00(金曜日は19:30まで)
※入館は閉館の30分前まで
【チケット】 一般・大学生1,600円、中・高校生1,300円、小学生1,000円
鈴木敏夫とジブリ展は、今日のような平日でも当日券を買う人の行列ができるほど大人気の展覧会です。
特に、6月以降の会期終盤は大変な混雑が予想されるため、平日のみ実施している「会場内の写真撮影」は6月3日(金)までで終了するとのことです。
6月6日(月)以降、会期終了までの平日は写真撮影ができなくなっているので注意が必要です。
今回の京都展が終了した後、2022年7月1日(金)~9月7日(水)までの会期で東京展が開催されます。
会場は東京・天王洲の寺田倉庫B&C HALL/E HALLです。
今ならまだ前売券も発売しているので、京都展を見に行けなかったり会期中に行けそうにない方は、夏休み期間を利用して東京展に行ってみるのも面白いかもしれませんね。