神戸シティーループバスが神姫バスへ事業移管となって、より便利になっています

2022年3月31日（木）付で、神戸市の外郭団体だった神戸交通振興株式会社が事業を終了し、解散しました。
神戸交通振興株式会社が携わっていた事業は様々ありますが、駅ビル管理等の不動産管理業務は株式会社OMこうべに集約され、地下鉄駅業務や定期券販売所の業務は他の民間会社に移管され、神戸市バス魚崎営業所の受託業務については阪急バス株式会社が新たに受託事業者として請け負うことになりました。

観光地を巡る「シティーループバス」も民間バス会社へ事業移管

その中で、神戸の観光名物ともなっていたシティーループバスの運行については、2022年4月1日（金）から神姫バス株式会社が事業を引き継ぐこととなり、同日から変わらずに運行を続けています。

神戸の主要観光スポットを巡る「シティーループバス」
（画像：一般財団法人神戸観光局）

神姫バスに事業が移管された4月1日から

• コロナ禍前の通常ダイヤより増便（平日＋4便、土日祝＋2便）
• 始発便の繰り上げ、最終便の繰り下げ
• 一部の便を”神戸空港”・”神戸ポートピアホテル”へ延伸
• 全便を新たに”京町筋”停留所（神姫バス既設）に停車
• バス車内で、神姫観光のアテンダント（案内ガイド）が沿線の観光情報を案内

といったサービスが追加されました。
神姫バスによると、神戸への観光客だけでなく、神戸市民にとっても「より使いやすく・より親しみやすい」移動サービスを目指したとのことです。

神戸ポートピアホテルでは乗車券付きのお得な宿泊プランも登場

4月1日（金）から朝と夕方に乗降が可能になったことに伴い、神戸ポートピアホテルでは9月30日（金）までの期間限定で、シティーループ・ポートループの1日乗車券が付いた『～シティーループ・ポートループバスで楽しむ～神戸周遊宿泊プラン「KOBE 再発見」』が販売されています。

www.portopia.co.jp

ホテルを出発し、北野異人館や神戸布引ハーブ園、南京町やハーバーランドなどの主要な観光スポットを、シティーループとポートループを乗り継いで巡ることができるお得なプランですね。

三ノ宮駅からメリケンパーク・ハーバーランドを周遊する「ポートループバス」
（画像：一般財団法人神戸観光局）

プランのコース、及び料金については

1. 1泊朝食付：1人 9,700円～（2名1室利用時）
   ※朝食はルームサービスまたはレストラン 
2. 1泊夕朝食付：1人 13,500円～（2名1室利用時）
   ※夕食は本館30FスカイグリルブッフェGOCOCUにおいてディナーブッフェ
3. 2泊朝食・選べる特典付（朝食は2回分）：1人 19,400円～（2名1室利用時）
   ※いずれのプランも小人料金（小学生以下）は大人料金の80％

となっています。 

この宿泊プランで利用できる部屋やレストラン（画像：神戸ポートピアホテル）

プランの特典としては、1泊プランの場合はKobe 1-day loop bus ticket（1日乗車券）が付いてきます。
2連泊プランの特典としては、Kobe 2-day loop bus ticket（2日乗車券）に加えて

1. 神戸ハーバーランド温泉 万葉俱楽部入館券
2. 神戸布引ハーブ園入園券＋ロープウェイ往復券
3. 神戸どうぶつ王国入園券
4. ポートピアホテル館内レストランで使える金券1,000円分

のどれか1つを選ぶことができます。
ゴールデンウイークや3連休などに有効活用できそうですね。

事業者の再編などもありながら、なんとか神戸を盛り上げようと交通事業者や宿泊施設などが連携して頑張っています。
今年のゴールデンウイークは、特に移動制限なども設けないという話だったので、ぜひ神戸の街の盛り上がりにも期待したいですね。