ドラブロ ーバス運転士の徒然日記ー

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トヨタ初のEV「bZ4X」が発売されます!

トヨタ自動車が新型EV「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」を2022年5月17日(木)から発売すると発表しました。
今回発表されたbZ4Xは、スバルと共同開発したEV専用プラットフォームを初採用した新型車です。

トヨタ初の新型EV「bZ4X」

トヨタ初の新型EV「bZ4X」(画像:トヨタ自動車株式会社)

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世界を驚かせたトヨタのEV発表会

これは2021年12月14日(火)にトヨタが開催した、EV戦略発表会で先行発表されたbZシリーズのうちの1車種。
この発表会では、先行発表された5車種のEVの後ろに11車種の新型EVが控えていて、そのほとんどが完成車に近い状態だったことがみんなを驚かせました。

トヨタのEV戦略説明会での新型EV発表の様子

トヨタのEV戦略説明会での新型EV発表の様子(画像:トヨタ自動車株式会社)

ヨーロッパやアメリカのカリフォルニア州で急速なEVシフトが進んでいる中、豊田 章男とよたあきお社長は「現在のエコカーの最適な答えはハイブリッド車プラグインハイブリッド車だ」と言っていて、トヨタでさえもEVシフトに乗り遅れてるのか・・・と思ったものでした。
そのイメージがこの発表会で払拭されたこととなり、ヨーロッパの自動車メーカーなどはさぞ驚愕したことだと思います。

トヨタの新型EV「bZ4X」はどんな車?

トヨタが今回発表した「bZ4X」は「Activity Hub」をコンセプトに、乗員全員が楽しい時間や空間を共有できるワクワク感のあるクルマを目指し、インテリア、スタイリング、運転感覚、走行性能など、各分野で革新にチャレンジしたモデルとのことです。
スバルと共同開発したEV専用プラットフォームを使用することで、一台のクルマとして魅力のある、EVならではの滑らかで意のままになる走行性能と本格SUVの走破性を追求したモデルになっているようです。
また、電池自体の高度な安全性追求に加え、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」や全方位衝突に対応するボディ構造、衝突時の保護性能確保に寄与する電池パックなどを採用し、より安全に乗れるEVを追求しているそうです。

販売はリースのみ!今までに無い販売方法です

日本においては、EVの電池性能・メンテナンス・残価に関するユーザーの不安解消と、電池を全数管理し3R(リビルト・リユース・リサイクル)を含め無駄なく使いカーボンニュートラルに貢献するため、リース販売のみとなります。
価格については、FFモデルが600万円(税込)、4WDモデルは650万円(税込)という設定になっています。
個人のユーザーには、長く安心して利用してもらうと同時に、利用期間を通してユーザーに寄り添ったサービスを提供していくことを目指し、サブスク「KINTO」専用プランでのみ提供されるとのこと。

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「KINTO」専用プランでは最長10年、電池性能を保証し、5年目以降は月額を毎年段階的に引き下げ中途解約金もゼロになります。
また、コネクティッドサービス利用費用等の諸経費を月額利用料に含んだり、技術革新に合わせ、利用中の「bZ4X」を進化させる取り組みにも挑戦していくとのことで、利用中のアップデートも期待できそうですね。

5月12日より第1期として3,000台分の申込み受付を開始し、秋口に第2期、以降順次申込みを受け付け、初年度は5,000台分の生産・販売を予定しています。
充電インフラの拡充にも取り組むそうで、今後のBEV普及進度を踏まえつつ、2025年を目途に、全国のトヨタ売店に急速充電器を設置していく計画です。
トヨタは「bZ4X」を契機に、ユーザーが安心してEVに乗り続けられ、2050年のカーボンニュートラルに貢献し得る販売手法にチャレンジしていきますと語っています。

いよいよ、本格的なEV時代に向けてトヨタが足を踏み出しましたね。
EV戦略発表会での様子を見ると、ここ数年でたくさんのEVが市場に投入されることと思います。
これから投入されるEVもリース販売専用になるのかは不明ですが、様々な方法に挑戦していく方法はさすがトヨタと感心せざるを得ませんでした。