ドラブロ ーバス運転士の徒然日記ー

バス運転士が日常の気になったコトやモノについて書き綴っています

ETCを利用した新しいキャッシュレス決済サービス「ETCX」が始まっています

皆さん、「ETCX(イーティーシーエックス)」というサービスをご存じでしょうか?
僕は先月、車の中でかけているラジオの交通情報で初めてその存在を知りました。

etcx.jp

ETCXとは、ETCの技術を使った新しいキャッシュレス決済サービスとのことです。
高速道路のETCとは違う新しいシステムで運用されているため、最初に会員登録が必要となります。
現在、使っているETCカードとクレジットカードを登録すると、ETCXで決済された後に登録したクレジットカードに請求がくる仕組みです。
現在利用できるクレジットカードは下記の通り。(2021年10月15日現在)
楽天カードdカードYahoo!JAPANカード(PayPayカード)などは利用できないとのことです。(2021年12月15日現在)

さて、このETCXというサービス、現在はどこで使えるかというと、アネスト岩田 ターンパイク箱根(小田原料金所)、伊豆中央道(江間料金所)、修善寺道路修善寺料金所、大仁料金所)、オイルバンク 新城店、鳥飼仁和寺大橋有料道路という5ヶ所のみとなっています。
始まったばかりのサービスで、広がっていくのはまだまだこれからということですね。

関西で使えるのは、摂津市鳥飼中(府道阪高槻線)から寝屋川市仁和寺本町(府道京都守口線)を結ぶ鳥飼仁和寺大橋のみ。
ETCXのサービス開始に伴って、今までの紙の回数券の販売や電子マネーでの決済が順次縮小・廃止となっていきます。
ただし、利用回数に応じて割引率が大きくなる「まいど割」という割引制度がスタートしています。

(画像 ETCX会員事務局)

ETCXを利用する際には、必ず料金所での一旦停止が必要になります。
イメージ的には高速道路のスマートインターチェンジのような感じでしょうか?
ETCアンテナと確実に通信させる必要があるから、という理由みたいですね。
ただ、新しく出てきたETC2.0の車載器じゃなくても、今までのETC車載器で利用できるのは嬉しいポイント。
もちろん、ETC車載器が設置されていればレンタカーやカーシェア、バイクでも利用することができます。

これからETCXが普及してくると、駐車場やレジャー施設、飲食店のドライブスルーなどでも利用できるようになるようです。
駐車場の出口やドライブスルーなどで財布を取り出したりせずに通過できるようになるのは、確かに便利で魅力的ですね。
導入コストも通常のETCに比べて安いみたいなので、これからの普及に期待しましょう。